2021/11/15 20:12
こんにちは。菊美ナチュレ(きくみなちゅれ)です。
いつも投稿を見てくださる方、ありがとうございます。
今回は普段お野菜や果物を売っている町の八百屋さんが、なぜサプリメントを作ったのかについて書きます。(長いので前後編に分けます。)
・菊芋って知っていますか(改めて)
菊芋は、食物繊維をたっぷり含んだ生姜のような見た目をしたお野菜です。味の主張はそこまでなくレンコンに近いような食感を持っています。
分類的にはキク科でヒマワリの仲間です。なので花は綺麗な黄色で、その下を掘ってみるとしっかりとお芋がついているのです。
また栄養的な面で見ると、菊芋には、他の芋類に多く入っているデンプンがほとんど入っておらず、代わりに「イヌリン」という名前の食物繊維がたっぷり入っているのが特徴です。
そのイヌリンが食物繊維の中でもかなり優秀で、菊芋は最近何かと話題の美容健康法「腸活」にもってこいなのです。
・私たちは「青果店八彩( yasai )」
次に、私たちのことですが、このサプリメントを作っている私たち(というか今これを書いている私)は普段、「青果店八彩(やさい)」という都内の八百屋さんで働いています。
毎朝市場に行き、新鮮なお野菜や果物を見定め、
「今日はこのアボカドが珍しい!」
「この産地のトマトは間違いなくうまい!」
「そろそろ玉ねぎが高くなってきたなぁ」
などいろいろ考えながら、その時期に一番、「味と価格が見合った商品」というのを買ってきます。
また、市場だけでなく、農家さんから産直でお野菜や果物を仕入れることもあり、ちょうど今の時期で言うと、広島の農家さんが作った無農薬レモンはその代表例です。
毎年楽しみに待ってくださっているお客様が数多くいらっしゃいます。
そんな私たち八百屋さん(青果店八彩)なのですが、
八百屋さんとスーパーの違いって皆さんは何だと思われますか?
仕入れ方や品目などいろいろ違いはあるのですが、とりわけ「同じ青果が売られている場所」という風に考えると、
その違いは「お客様とスタッフさんの距離」だと考えています。
例えば、皆さんがスーパーに行った時に、店員さんにこんな質問をしたことがあるでしょうか?
「この中で一番美味しいりんごはどれですか?」
「このトマトとあのトマトは何が違うんですか?」
「この緑色のナスはどうやって食べたらいいんですか?」
ちなみに私はありません。
でも、これが気軽にできるのが八百屋さんなのです。
もちろん、スーパーはスーパーで常時品揃えが豊富なことや、他の食料品や飲料品も買えるなどいいところがあるので、一概にどちらがいいと言う話ではないのですが、それぞれ違った良さがあります。
また、八彩のスタッフさんには、子育てをしている方や、主婦として日常的に家族に料理を作る方も多く、
お客様も「食への関心が特別高い」という方だけではなく、「子供が生まれて食生活を見直すようになった」という方や、スタッフとのおしゃべりが楽しくて来てくださる方もたくさんいらっしゃいます。
さらに、そういったコミュニケーションがあるからこそ、ただ置いてあるだけでは(興味はあっても)手に取りづらい珍しい商品も扱えるのです。
お野菜や果物を通したコミュニケーションができる
これが八百屋さんの最大の魅力かなと考えています。
・お客さんと八百屋さん
「お野菜や果物を通したお客様とのコミュニケーション」を重視する
そんな私たちですが、お客様とのコミュニケーションを取る上で難しいと感じることもあります。
それは「扱いづらいお野菜」に対してのコミュニケーションです。
「扱いづらいお野菜」とは具体的にこんな感じです。
〈扱いづらいお野菜〉
・高い
・知名度が低い
・調理に手間がかかる(または調理が難しい)
・味の表現がしづらい
など
お野菜や果物というのは本当にものすごい数の種類があります。
個人的な話になりますが、私は八百屋さんで働き始めるまで「農業」に関して勉強や経験を積んで来たので、他の人よりは少しくらい青果についても詳しいのではと思っていたのですが、今まで何度知らない商品と出会ったことか。。
また、私から見たら百戦錬磨のお料理上手な主婦の方でも知らない野菜があって驚きました。
少し話は逸れましたが、お野菜の中にはそれぞれ調理する上でのハードルがあるということです。
(果物は生で食べることが多いので、食べるハードルはあまりありません。)
そして、勘の良い方はもうお気づきかもしれませんが
「菊芋」がまさに「扱いづらいお野菜」なのです。
しかし、菊芋は先ほども述べた通り、美容や健康という観点から見るとかなり優秀なお野菜です。
また、これまで菊芋は「糖質の吸収を穏やかにする野菜」として血糖値が気になる方に好まれている印象でした。
しかし、最近の研究のおかげで腸のすごさが明らかになりつつある今日この頃、
菊芋の持つ食物繊維は腸内環境の改善とも相性が良いので、菊芋がお客様に対して提供できる価値は今まで以上に高いものになっていると考えています。
そんな菊芋ですが、生産者が少なく、フレンチで使われることもあるため意外と高値で取引されます。
なのでそもそも入手困難なことが多いのです。
「価値はあるのに、食べづらい野菜」菊芋
私たちは、そんな惜しい野菜「菊芋」をどうやって日々お店に来てくださるお客様に伝えようか。。
そう考えていた時に1つの選択肢としてあったのが「サプリメント」でした。
(続く)
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