菊美ナチュレ

2021/11/15 20:10

こんにちは。菊美ナチュレ(きくみなちゅれ)です。


まずは前回の初投稿を見てくださった方、本当にありがとうございます!

やっぱり誰かから何かしらの良い反応が返ってくるととても嬉しいですし、書き続けよう!と思いますね。

前回は、菊美ナチュレというブランド名の名前の由来の一部について書いたのですが、今回は菊美ナチュレの核心に迫る「菊」の部分にフォーカスします。

早い話が、菊美ナチュレの「菊」は「菊芋」というお野菜を使っていることがその由来なのですが、菊芋というお野菜、皆様は聞いたことがありますでしょうか??


菊芋ってどんな野菜?

菊芋は、北米が原産と言われているキク科の植物です。
分類としてはヒマワリの仲間で、花もヒマワリや菊と似たような見た目をしています。

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そして、そんな「菊」のような花をつける植物が地下に芋をつけることから「菊芋」という野菜として知られるようになりました。
ちなみにジャガイモやサツマイモと全く違うのが、デンプンをほとんど含んでいないということなのです。

では何が含まれているのかというと、それが菊芋の凄さの秘密「イヌリン」なのです。


菊芋は何がスゴいの?

菊芋の凄さの秘密は水溶性食物繊維の「イヌリン」です。
腸活について学ばれている方はご存知かと思われますが、食物繊維には2種類あり、水溶性と不溶性があります。

それぞれ身体への働き方が違い、水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなり、不溶性食物繊維はぜん動運動の活性化に役立ちます。
水溶性食物繊維であるイヌリンの何がスゴいのかというと、腸内細菌による利用率が段違いなのです。

菊美ナチュレ SNS.003


菊芋は、他の水溶性食物繊維が50%程度である腸内分解発酵率というのが100%。これは言い換えると「ほぼ全てが腸内細菌のエサになる」ということです。

そんな腸内細菌の大好物「菊芋」を食べると、腸内環境を整えることはもちろん、血糖値の上昇を抑えることや、免疫力向上、代謝促進にも効果があると言われています。
そもそも菊芋は「天然のインスリン」という例えをされることが多く、血糖値が気になる方へ向けた商品に使われることがこれまでは多かったのです。

しかし、腸の機能が実はものすごいということがわかるようになって来てからは、菊芋の食物繊維「イヌリン」は腸内環境の改善という観点からも注目されるようになりました。


菊芋ってどこで買えるの?

まず菊芋の産地についてですが、例えばりんごは青森、ジャガイモは北海道のような菊芋といえばココ!という名産地のような地域は今の所、存在しません。
それでも熊本県や長野県などの一部の地域では積極的に栽培しているのですが、どちらかというと全国で少しずつ栽培されているイメージです。

というのも、菊芋は非常に繁殖力が強く日本であればほとんどすべての場所の気候に耐えることができるとってもタフなお野菜なのです。
だからこその栄養素の高さなのですが、食の選択肢があまりにも多い日本人にとっては馴染みがなく、そのため作られた菊芋も地元での流通に終始していることがほとんどです。

土付き菊芋_画像

稀に東京などに来ることもあるのですが、実はフレンチなどで使われるという1面もあるので、都内で買うと結構高かったりします。

実際に青果店をやっている私たちも扱うことはほとんどありません。


菊芋って普通に食べられないの?

やっとこさ菊芋を手に入れたとしても、難しいのはその調理法です。
食感はレンコンに似ていて味にそこまでくせはなく、新鮮なものであれば生でも食べられるという特徴がありますが、バター焼きやフライがヨーロッパでは一般的。
日本でも実は長野県や東北地方などで、味噌漬けなどのお漬物が名物として振舞われたりもしています。

菊芋の甘酢漬け_画像


そんなつかみどころのない菊芋ですが、私たちの青果店のお客様でも菊芋を調理されたことがある方がたまにいらっしゃいますが、失敗経験を持っている方が多いです。


まとめ

菊芋は栄養面でこそとっても優れているお野菜なのですが、扱うのが難しいお野菜でもあり、江戸時代ごろから日本に存在するのにもかかわらず一般的にはあまり知られていません。

私たちが菊美ナチュレを開発するにあたって一番考えたのは、
菊芋の価値をどうやったらより多くの人に伝え、手軽に実感してもらえるのか
ということでした。

自己紹介は以上となりますが、今度はそんな菊美ナチュレの開発の背景についても書けたらと思います。

ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました!

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